
超初心者登山愛好家のコニシです。
今回は土日休みを利用して栃木県那須塩原にある那須岳(茶臼岳)にいってきました!
茶臼岳は那須岳ともいわれ、栃木県と福島県との県境から南北に連なる那須火山群の中央に位置する。最も新しくできた溶岩円頂丘(トロイデ)で栃木県内唯一の活火山
那須岳は栃木県の最北端にある山で、標高は1,925m。
この高いとも低いとも言えない標高を “中途半端” ととるか、”ちょうどいい” と捉えるかは登山レベルにもよるかもしれませんが、初心者のコニシからすれば、最高にちょうどいいです。
「最高にちょうどいいTOZAN」です。
ロープウェイがあり、利用すれば9号目まで登れるのも初心者にはうれしいですね。
今回の登山コースはこちら。
峠の茶屋(鉱山事務所跡) > 50分:1.3km > 峰の茶屋跡 > 50分:1.0km > 那須岳 > 40分:0.8km > 山頂駅 > 4分 > 山麓駅
<所要時間/2時間24分 距離/3.1km>
往路ではロープウェイは利用せず、ロープウェイ駅の先にある「峠の茶屋」がある駐車場から、那須岳山頂を目指し、しんどい復路はロープウェイによる下山するコース。
所要時間・距離ともに初心者にはちょうどいいのではないでしょうか。
タップできる目次
山行記録
①東京駅~登山口駐車場まで
08:35 東京駅
当日は東京駅から新幹線なすのに乗車し、那須塩原駅へ。
照りつける日差し、灼けるような暑さが乗車前の体に刺さりました。
午後から弱い雨が降る予報となっていたのが少し気がかりでした。
09:35 那須塩原駅
那須塩原駅に到着後、友人の車でコンビニで昼食などを調達しながら那須岳へ。
夏休みの那須(那須休み!)ということもあって、途中で軽い渋滞に引っかかってしまい、11時頃からの登山開始となりました。
②”峠の茶屋駐車場”~”峰の茶屋後”
11:00 登山開始!!
駐車場トイレを利用して、側にある峠の茶屋売店でぐいぐいくるおばちゃんの接客をかわし、そのまま道伝いに登山道へ。

登山道入り口には登山者カード記入所があるので忘れずに記入して出発。

地図つき。今回のルート基本一本道なので迷う心配はありませんが地図はあると安心ですね。

傾斜は初心者登山者には少々きつめで、岩場が多い道のりが続きます。
小休憩をはさみながらのんびり登山。

登っていた当初は霧がかっていたのですが、見晴らしがよくなってきました。

岩場メインですが、高山植物が所々に生えていて、見ていて癒やされます。

30~40分も歩けば、第一目的地の峰の茶屋跡が見えてきます。
右手に見える赤い建物がそうです。
12:00 峰の茶屋跡

峰の茶屋跡は、現在は避難所・休憩所になっています。
中でお昼ご飯を食べている方もいましたが、僕らは外で。
一足早い秋が来ているのか、たくさんのトンボが飛んでいるのが印象的でした。

峰の茶屋跡付近から見える景色。美しいしか言葉がないですね。
③峰の茶屋後~那須岳頂上~ロープウェイ山頂駅
12:40 峰の茶屋後から登頂へ
のんびりと昼食休憩をとり、残すは頂上のみ。
なかなか険しい岩場が続きます。
溶岩なんでしょうか、なかなか迫力のある岩がたくさん並びます。

ロープウェイ駅との分岐が見えれば、頂上まではあとわずか!!
山頂にある鳥居を抜ければ山頂の茶臼岳です!
13:40 茶臼岳山頂

ついたーーー!!
気持ちいいーーー!!!
けどなんもみえねぇぇぇ!!!

けれどしばらく待ってると、晴れ間も覗く素晴らしい山頂の景色となりました!!
ずっといても全く飽きることがない穏やかな景色。
日々の喧騒から離れることができる格別の瞬間でした。
14:15 下山。 山頂~ロープウェイ駅へ

帰りも岩場が続くので焦りは禁物。
膝にきてる~~~!!
ストックを使ってどうにか乗り切りました。

帰りはロープウェイであっという間に下山。

ロープウェイ展望台から見える景色。
眼下には那須塩原の町並み。やっぱり緑があると映えますねぇ。
ロープウェイは夕方4時くらいには最終が出てしまうので、気をつけましょう。
また、那須岳はよく強風が吹くため、その場合は運休となる点にも注意が必要です。
今回は予報されていた雨が降ることもなく、非常に快適な登山となりました。
しかしお昼ご飯を食べた後から、もよおし気味で、下山後、速攻でトイレに駆け込みました。
やっぱり下痢止め・携帯トイレは一応用意したほうが良さそうですね。
那須岳のような開放的な場所だと、さすがに隠れてトイレは難しいと思いますが・・・
④下山~温泉
ロープウェイ駅から峠の茶屋駐車場に駐めてある車に戻ったのが15:30頃。
(地味にこの車までの道のりが疲れた体で登るのが一番しんどかった・・)
のんびり休憩を挟みながらのスローペース登山で、正味4時間程度。
素人登山家にはほどよく疲れの残る非常にベストなコースだと思います!!
きつすぎず、ぬるすぎず。翌日も軽い筋肉痛くらいで済みました。
帰りは近くの休暇村那須にて日帰り温泉入浴。
下山後の温泉フィニッシュまでが登山。これ真実アルね。
シンプルな単純泉のお風呂で非常にマイルドな質感がグッドな温泉でした。
那須岳の帰りにはぜひ。
それより下にも鹿の湯というとてもいい雰囲気の温泉があっていいのですが、なにぶん硫黄泉なので、さっぱりしたい人は休暇村の温泉のが吉かと。
今回のルートは那須岳の代表的なルートのひとつで、非常に初心者向けでいいルートだと思いました。
ただどちらかというと往路でロープウェイを使い、復路で峠の茶屋ルートで下山する、僕の逆ルートのほうが多かったかもしれません。
でもどちらかを選ぶなら、下山のほうがしんどいことを考えると、今回のルートのほうがおすすめです。
那須にいく際はぜひ那須岳にも足をのばしてみてはいかがでしょうか!?

那須岳の帰り道、『恋人の聖地』と呼ばれている那須高原展望台に寄った際、石碑の上に置かれていたイヤリング。
いったいどんなドラマがあったのか・・・
彼女に幸あれですね。