感想

「まもって守護月天」は俺のオタク人生を決定づけた名作。

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 90年代後半、第一次アイドル声優ブームが巻き起こっていたアニメ業界。

この時代に多感な思春期を過ごした多くの少年少女たちは、一度しかない貴重な青春をオタク色に染め上げた。
 
俺も御多分にもれずオタクアンダーグラウンドに誘われたクチなのだが、数多の作品の中で、当時のエニックスの月刊誌「ガンガン」で連載していた『まもって守護月天!』は俺のオタク指向を決定づけた作品だったのだと、今改めて思う。
 
まもって守護月天! (1) (ガンガンコミックス)

まもって守護月天! (1) (ガンガンコミックス)

 
ストーリーは主人公の太助と、心清らかな者にだけ呼び出すことができる月の精霊「守護月天」であるシャオの二人を中心に描かれるラブコメ漫画。
 
まーーーー、これが思い出補正や贔屓目を抜きにしても、よくできた面白い漫画なのだ。
流石に20年前ということもあり、絵柄や内容の古さは否めないけれど、ヒロインのシャオを筆頭に女の子がみんな可愛い。萌えという概念を初めて知ったのもこの作品だったと思う。
 
あ、ピンとこない今の若者はFGOみたいなもんだと思っておいてください。
 
当時は良かった。
毎日アニメと漫画に夢中になっていればそれで良かった。
 
アニメではなく、声優ラジオにもハマっていた俺は、アニメ版の太助とシャオ役をやっていた阪口大助さんと國府田マリ子さんの「シャオと太助の今夜も守護月天!」というラジオにハガキと投稿して阪口大助さんに読んでもらい興奮したり、ガンガンの応募者全員プレゼント?のマグカップを愛用したり(今だに使っている)、アニメ版の主題歌を歌っていたsurfaceはこの頃からずっと俺の心の支えになっているミュージシャンだ。
 

※クリックですぐにOPに飛べます。アニメOPがまたいいんですよ・・・

 

そんな俺の青春『守護月天』は諸々な事情が重なり、2000年に発売した11巻を最後に未完のまま連載休止となっていた。
 
しかしなんと、15年の歳月を経て、2015年10月より『まもって守護月天! 解封の章』として続編が連載され始めている。

 

まもって守護月天!  解封の章 1 (BLADE COMICS)

まもって守護月天! 解封の章 1 (BLADE COMICS)

 
15年!? この恐ろしく長い年月を痛感させられることは、俺を絶望の淵に叩き込むわけだが、同時に年齢を重ねるということは、こういう幸せがあるんだなとも実感させられる。
 
オタクのメインストリームはやはり若者主体であり、アラサーにもなってくると、オタク界でも置いていかれている感も出てくる。
 
若者たちがキャッキャッとアニメや漫画について楽しそうに語っている姿を目にする度、アラサーは、
 
「もうオタクは卒業しないといけないのかな・・・」
 
なんて思ってしまうものなのである。
 
それでも今回のようにかつての名作が続編として連載されているなどと知ると、
 
「まだまだ俺も楽しんでいいのかな」
 
なんて思えたりする。
 
そしておあつらえ向きにアニメの主題歌を歌っていたsurfaceまで活動再開をするというとんでもないビッグニュースまで舞い込んできた。

 
俺も歳をとった。いつまでも若者と同じようには楽しめないのだろう。
 
でもアラサーオタクの青春もまた。
まだまだ終わらないものなのだ。
 
 
「まもって守護月天」はマンガドアにて無料で読むことができます。
これを機に読み返す、読んだことない人は試しに読んでみていただけると僥倖です。

 

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