漫画感想

四者四様の恋。青春の光と影。漫画『青のフラッグ』が面白すぎてやばい。

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 断言できる。これほどまでに切ない青春・恋愛漫画は滅多に出会えない。

ジャンプ+で連載されている『青のフラッグ』が面白い。

 

 

いや、確かに面白いのだが、面白いという表現では到底表現が足りてない。

 

面白いというか、小学生風にいうなら”ちょーすげー”し、今風にいうなら”エモい”し、ギャル風にいうなら”やばたにえん”である。

 

『青のフラッグ』はもはや ”ちょーエモたにえん“ だ。

 

 

あらすじ

主人公の太一は内向的でクラスでも目立たない地味な存在。一方、幼なじみのトーマは野球部のキャプテンでルックス・性格もよく、学校の中心人物。対照的な二人の関係性は次第に薄れ、疎遠な関係を続けていた。ある日、太一は同じクラスの女子の二葉からトーマへの恋慕を打ち明けられ、二葉の恋を手助けすることになる。

二葉の恋をきっかけに、幼なじみの太一とトーマ、そして二葉の親友である真澄の四人の恋愛・友情が交錯していく。

 

コニシ、久しぶりに漫画を読んで号泣してしまったよ。

しかも、何度読んでも泣ける。電車とかで読むとマジでやばい。

ちょーエモたにえん。(流行れ)

 

学生時代に誰もが芽生えた感情を、切なく描写していて、キャラクターの心情をえぐりとるように、真っ直ぐどこまでも鋭く青春を描いている。

 

よくある青春恋愛漫画とはワケが違う。

もう次元が違う。やばすぎる。

 

早速内容を紹介したいのですが、一巻くらいまでの簡単なネタバレがあるので、嫌な方はジャンプ+(一巻分は無料で読める!!)で読んでみて、読み進めた後にでもご覧ください。

 

 

登場人物とあらすじ

登場人物

一ノ瀬太一(いちのせ たいち)

 

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クラスでは影が薄く、スクールカーストの底辺。昔から内向的だったわけではないが、幼なじみのトーマと自分との出来の差を痛感し、分相応な自分でいることに徹している。

三田桃真(みた とうま)

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太一の幼なじみ。スクールカーストの頂点。
スポーツ万能、ルックス・性格もよく、男女ともに人気・人望がある。

空勢二葉(くぜ ふたば)

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太一と同じくクラスでは存在感が薄く、どんくさくて、おどおどしている気弱な少女。
自分に自信がなく、自分の意見や主張をはっきりと言うことができない。

伊達真澄(いたち ますみ)

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二葉の親友。クールで冷たい印象を与える風貌だが、
根は優しく、二葉のことを誰よりも優しく見守っている。

 


四人の交錯する恋と友情

 

物語は高校3年生のとき、太一とトーマ、そして二葉が同じクラスになったことから始まる。

二葉の恋慕

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二葉はトーマとの何気ない会話がきっかけでトーマに淡い恋心を抱く。
太一にトーマとの仲を取り持ってくれるよう相談する。

 

 

トーマの秘めた想い

 

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女子から人気があり、常にモテているトーマだったが、彼女はいない。

そこには幼なじみである太一にさえ打ち明けられない想いがあった。

 

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真澄の二葉への想い

 

トーマと同じく、異性から人気がある真澄は、誰かと付き合っては別れを繰り返していた。それは真澄にとって”普通”になろうとする試みであり、二葉への想いを忘れるためだった。

 

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太一の恋と友情との葛藤

 

二葉のトーマへの慕情を知った太一は二葉の恋に協力するが、次第に二葉に惹かれていく。トーマにも想い人がいることを知りながらも、二葉の恋を応援し、自身の想いに蓋をすることになる。

 

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それぞれがそれぞれを想い、大切にしたいと願っていながらも交わることのない感情。

不安定で儚い友情と愛情の挾間で、4人は誰かを想いながら過ごしていく。

 

決して届くはずがないと知りながら、それでも願わずにはいられない。

自分の想いが報われることを。そして大切な人が幸せになることを。

 

嘘偽りのない二律背反した感情が4人を揺さぶり、突き動かしていく。

 

 

『青のフラッグ』の魅力

 

キャラのリアルな心理描写

『青のフラッグ』のすごさは何よりもキャラの感情の鋭い描写。
学校という狭い世界で生きざるを得ないを彼らの複雑な心境を見事に描けている。

 

他者への劣等感

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自分を変えたいと願う気持ち

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自己と他人の違いに対する戸惑い

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自分の気持ちにすら素直になれない自分

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子供ではないが、未成熟である彼らは、誤魔化さずに全てを抱え込み、苦しみながら毎日を過ごしていく。

 

それでもひたむきに前に進む。恋に、友情に、将来に。

 

そんな彼らの青春を濁さずに描けているのが『青のフラッグ』の一番の魅力だと思う。

 


圧倒的な漫画力

そして『青のフラッグ』のストーリー・心情描写の素晴らしさを全開で引き出せているのは、なによりも作者のKAITO先生の漫画力が土台にあるからこそ。

 

とにかく漫画の構成力が抜群に優れている。
空気感・間を意識したコマ割りから繊細な情景・心情描写が伝わってくるように徹底されている。

 

キャラの表情・感情をストーリー・セリフ外の部分で演出できていて、彼らがいる場所の空気・臨場感が伝わってくる。だからこそ、ここ一番のキャラクターの表情から感情がダイレクトに伝わってくるし、同時に僕らが過ごした青春時代の感情を揺さぶってくるのだ。

 

『青のフラッグ』は青春漫画の傑作になり得る漫画

 

一巻の衝撃的な展開から、『青のフラッグ』は同性愛や四角関係を主題にした奇を衒った作品と受け取られることがあるが、決してそうではない。

圧倒的な漫画力があるKAITO先生の描く傑出した青春群像漫画だ。

 

ジャンプ+で現在連載中の『青のフラッグ』は一巻までは無料、最新話も期限付きだけど無料で読める。

 

 

恋愛・青春という言葉を聞くとじんましんが出てしまうよう人でも、とにかく読んで欲しい。

『青のフラッグ』を通じて揺り動かされる感情・情景にきっと出会える。

 

 

青のフラッグ 1 (ジャンプコミックス)

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青のフラッグ コミック 1-5巻セット

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