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【ジェンダー】漫画・アニメの性的搾取・消費騒動の時系列まとめ【二次元】

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備忘録も兼ねて近年の「漫画・アニメなどの二次元作品に関する性的搾取・性的消費」に関連する騒動を時系列順にまとめました。

世間の反応・私個人の意見などは書かず、騒動のきっかけ・その後の展開など、事実だけを記載するようにしています。

2015-2017

碧志摩(あおしま)メグ騒動 2015/8

騒動のきっかけ

三重県志摩市公認の海女の萌えキャラ「碧志摩(あおしま)メグ」に対して、地元の主婦が「胸や太ももなどの表現に顕著な性的誇張表現」を問題視。志摩市の公認撤回を求める署名運動に発展した騒動。

騒動の結末

ネットの署名運動には7千人以上が署名が集まる。地元の海女・関係者による署名と合わせて市に提出。

同年11月、碧志摩メグの企画会社から志摩市に公認撤回を申し出。志摩市がその申し出を受理したことで、碧志摩メグの公認は撤回された。

騒動のその後

碧志摩メグは「志摩市の“非公認”ご当地萌えキャラ」として存続。

ラッピングバス・アニメ化などのクラウドファンディングを達成、地元出身の人気声優である小松未可子を声優に抜擢するなど、伊勢志摩の観光推進のために積極的に活動を続けているようです。

のうりん スタンプラリーポスター騒動 2015/11

騒動のきっかけ

ライトノベル・アニメ「のうりん」と美濃加茂市観光協会がコラボしたスタンプラリーポスターにおいて、キャラクターの胸が強調されている画像を使用したことからネット上で「セクハラ」・「女性蔑視」など批判を受けた。

騒動の結末

批判を受け、美濃加茂市観光協会はポスターのデザインを変更した上で、スタンプラリー企画を継続。

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2018-2020

キズナアイ NHK特設サイト起用騒動 2018/10

騒動のきっかけ

人気バーチャルユーチューバー「キズナアイ」がNHK特設サイト「ノーベル賞 まるわかり授業」に起用されたことに対し、弁護士の太田啓子氏が「性的に強調されたキャラをアイキャッチにしている」とTwitterに投稿したことがきっかけ。

その太田氏のツイートに対し、武蔵大学社会学部教授の千田有紀氏がキズナアイというキャラクターに理解を示しながらも、企画内におけるキズナアイの役割が「女性は理系が苦手・男性をサポートするべきといった女性差別を助長しかねない」とYahooニュースに寄稿。両氏の意見に対し多くの意見が寄せられることになった。

騒動の結末

騒動後もNHKは特設サイトを閉鎖することなく公開。2020/7現在も該当のコンテンツを視聴することができる。

宇崎ちゃん 赤十字献血ポスター騒動 2019/10

騒動のきっかけ

日本赤十字社と漫画「宇崎ちゃんは遊びたい!」がコラボした献血ポスターが「過度に胸を強調した性的なデザイン」だと問題視した外国人男性のツイートが騒動の発端。

上記のツイートに反応した弁護士の太田啓子氏によるリツイートでさらに騒動が大きくなった。

騒動の結末

批判を受け、日本赤十字は宇崎ちゃんとのコラボポスターを撤去。その後、日本赤十字は広告表現のガイドラインを策定。謝礼品のクリアファイルのデザインを変更してキャンペーンを継続。

「娘の友達」 騒動 2019/11

騒動のきっかけ

漫画雑誌「モーニング」の公式Twitterにて「アラフォー男性と未成年の女子高生を主題に描いた漫画『娘の友達』を広告動画付きで投稿。その内容が「犯罪を扇動している」「児童の性的搾取を助長する」と物議になる。

上記を取り上げたBLOGOSのネット記事に対して、評論家の勝部元気氏の批判的なツイートが発端となり騒動に発展。

騒動の結末

ネット上で大きな騒動となったが、騒動の渦中でもモーニング編集部に直接の抗議は一切なかった。(下記リンク記事参照)

騒動後も「娘の友達」は連載を継続している(2020/7時点)

ラブライブ!サンシャイン!! みかん大使パネル騒動 2020/2

騒動のきっかけ

沼津市西浦地区特産の「寿太郎みかん」をPRするため、JAなんすんと人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」がコラボ。その際に設置されたキャラクターの等身大パネルのデザインが「スカートが透けているように見える」・「過度に性的な表現」といった批判的な意見が寄せられた。

騒動の結末

批判を受け、JAなんすんはコラボ企画は継続したものの、展示されていたパネルはわずか4日間で撤去(移動?)

撤去後、ネット上では「パネルの再設置を求める署名活動」が始まり、2万人近くの署名が集まる。

別記事にて否定派・擁護派の意見を整理し、問題点を考察しました。
合わせてこちらもご覧ください。

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【意見まとめ】ラブライブ! 沼津PRパネルは過度に性的だったのか?【炎上考察】2020/2にTwitter上で炎上・騒動になった「ラブライブ!サンシャイン!!」とJAなんすんがコラボした「等身大パネル問題」のまとめです。等身大パネルのデザインがスカートが透けているように見える」といった批判的な意見が寄せられたことが騒動の発端に。 ...

「宇崎ちゃん献血ポスター」・「ananのSEX特集」の違いは何? 2020/7

騒動のきっかけ

女性誌『anan』のSEX特集の表紙・広告デザインに対して、「宇崎ちゃんの献血ポスターが環境型セクハラでananが該当しないのはなぜ」というツイートが話題に。

宇崎ちゃん騒動の詳細はこちらから

騒動の問題点・意見

別記事にて論点を双方の意見を整理しました。

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【騒動まとめ】「ananのSEX特集」と「宇崎ちゃんの献血ポスター」違いは何?2020/7にTwitter上で話題・騒動になった「ananのSEX特集」と「宇崎ちゃんの献血ポスター」の関するまとめです。 否定...

少年ジャンプへの「エロ」と「性暴力」に関する署名運動 2020/8

本件のきっかけ

オンライン署名活動サイト「Change.org」にて週刊少年ジャンプの性表現に関する署名活動が行われる。

署名の発起人は関口学氏。

本件の進展・結末

署名運動には4,000人以上の賛同が集まり、署名・意見をまとめた要望書を関口氏が集英社に届けるとのこと。

関口氏は本件をまとめた上で、今後はこの問題に関する活動はしないことをTwitter上で報告。

しかし関口氏のTwitterアカウントは本件のためだけに作られた新規アカウントであり、要望書に書かれた文章においても不自然な点があるとして、関口氏の活動・存在を疑問視する声もある。

まとめ

本記事はアニメ・漫画などのいわゆる二次元の創作物において騒動・話題となったジェンダーに関する情報をまとめております。
騒動の発端から顛末までを恣意的な意図を含めずに単純に事実だけをまとめるよう配慮しております。

本記事に対して抜け・漏れ、誤り、ご意見等がございましたらコメントにてお知らせいただけますと助かります。

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